中国・武漢市は今では新型コロナウイルスの発生地として世界的にその名前を知られていますが、武漢の日本での知名度はこれまで高かったとはいえず、中国でビジネスを展開している方なら知っているかなという程度でした。武漢は人口1,100万人を有する中国中部地方及び長江中流域唯一のメガシティで、湖北省の省都および華中地方唯一の副省級市でもあり、また、中国有数の工業都市、文教都市及び交通要衝でもあります。中国の地...

武漢は、中国内陸部湖北省の東部に位置する、湖北省の省都にもなっている都市です。かつては、武昌・漢口・漢陽の3市からなり、それらを総称して武漢三鎮と呼ばれていました。武昌は政治、漢口は商業、漢陽は工業の要衝地で、現在はそれらが合併して武漢市となっています。武漢は長江中流域の中心都市として発展し、現在も経済的に重要な都市として、政府から副省級市に指定されています。めざましい近代化をしている武漢ですが、...

中国・武漢市で発生し、世界各地への感染拡大が止まらない新型コロナウイルスですが、中国政府は1月22日、それまでに17人が死亡し500人以上が感染(当局発表)した新型コロナウイルスの感染拡大の中心地となった武漢市を封鎖すると発表しました。現地時間の1月23日午前10時の段階で、同市からの航空機の出発便運行は停止され、高速鉄道も同市から東に約800kmの上海行きをはじめ、市外へ向かう列車のすべての運行...

中国の武漢市で新型コロナウイルスが発生しました。発端は12月中旬に肺炎に似た症状が集団発生したことからで、その後新型コロナウイルスによる感染症であると分かりました。武漢で発見された新型コロナウイルスの感染症例は、市内にある武漢華南海鮮卸売市場に出入りする人に多く見つかっていることから、当初からこの海鮮卸売市場が発生源だとみられていました。そんな海鮮卸売市場では、ひしめき合う屋台で直接の感染源になっ...

中国の中部、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスは、中国を中心に流行拡大が止まらないなか2月に入り、国境閉鎖や航空便の運航停止など思い切った対策に出る国が増えてきています。アメリカは1月31日、過去2週間以内に中国への渡航歴のある外国人の入国を一時的に禁止しました。オーストラリアとイスラエルも同様に、過去2週間以内に中国に渡航したことのある外国人の入国を禁止。ニュージーランド、シンガポール、マ...

中国政府は新型コロナウイルスの感染が増えている湖北省・武漢市を封鎖して感染を封じ込める対策に乗り出し、世界各国も国境閉鎖や入国制限、中国人へのビザ発給停止など思い切った対策を打ち出しています。中国各地の観光地で営業を取りやめる動きも広がっているようですが、ヒトからヒトへの感染の影響があるだけに、一時的な営業規制は止むを得ないことかもしれません。こうした中、新型コロナウイルスの世界への感染拡大に伴い...

中国湖北省武漢市で2019年12月に発生した新型コロナウイルスの患者は、今なお中国全土で増え続けています。2020年2月3日午前0時時点での患者数は累計1万7205人で、新たに確認された症例の70%超が武漢市のある湖北省に集中しています。これ以外にも、感染の疑われる症例が全土で累計2万1558例あるほか、感染者と濃厚接触した可能性のある人物も18万9583人います。武漢市郊外には新型コロナウイルス...

新型コロナウイルスによる肺炎の感染が拡大している中国の湖北省武漢市は自動車産業の集積地で、ホンダや日産自動車が拠点を置いています。交通の要衝である武漢市は中国中部地域の最大の工業都市であり、2013年以降武漢市政府が打ち出した「中国車都(自動車シティ)」計画に応じて、自動車メーカーが相次いで生産能力を拡大し、湖北省の自動車生産台数は2019年に224万台で、国内第4位の自動車生産地となりました。現...

今なお新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大は続いており、世界中の国々でその対応に追われている状況ですが、新型コロナウイルスの発生地である中国湖北省武漢市が1月23日に封鎖され、2月6日でちょうど2週間を過ぎました。武漢封鎖は中国全土への感染拡大防止が目的で、中国政府の発表では、湖北省以外の新規感染者数は2月4日の890人をピークに、5日731人、6日707人と減少してきており、武漢封鎖によるウイ...

世界を震撼させている新型コロナウイルスは、中国湖北省武漢市において、令和元年12月以降発生が報告されています。その後、中国を中心にその感染は広がっている模様ですが、世界各国からも続々と感染が報告されています。新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大をうけ、武漢市は令和2年1月23日ついに、市外への拡大を防止するために空港や鉄道などの運行を停止する、事実上の封鎖措置を決めました。この措置は、ウイルスの...

湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染ですが、日に日に感染者が増え、またそれによる死亡者数も急増し、中国では2月7日午前0時の時点で死亡者の数が600人を越えました。新型コロナウイルスの感染拡大による中国での致死率はおよそ2.1%ですが、感染が最も深刻な武漢ではおよそ4.9%となっています。これに対して、武漢を除いた中国でみるとおよそ0.8%にとどまっています。専門家によると、武漢では医療...

日本政府は、新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国湖北省武漢市へ民間チャーター機を手配し、武漢市内及びその周辺にいる日本人を帰国させる措置を取りました。チャーター機は全日本空輸が運航に当たり、その第1便は1月28日夜に羽田空港を離陸、29日未明に武漢をたって同日朝に羽田空港に帰国しました。その往路では、日本から中国政府への緊急支援物資を運び、中国のネット上では感謝の声が広がっています。28日深...

新型のコロナウイルスによる感染が最も深刻な中国の湖北省武漢市では、患者を受け入れるための専門病院がわずか10日間の突貫工事で完成し、医療チームに引き渡されました。新型コロナウイルスによって肺炎を発症した患者を専門に受け入れる病院「火神山医院」が、春節による大型連休を返上して24時間態勢で工事が行われ2月2日に完成しました。1000人の患者を受け入れることができるということで、3日から中国人民解放軍...

新型コロナウイルスが発生するまで、武漢という都市は日本人にとっては馴染みがなく、あまり知られていないのが現状ですが、非常に魅力のある都市なので、ここでご紹介したいと思います。武漢は中国の中部、湖北省の東部、長江と支流の漢江が合流するところにある都市です。人口およそ1100万人で非常に多くの人が暮らす大都市であるため、さまざまな企業や大学などが集まっています。約3800年という長い歴史を誇る都市でも...

2019年12月に中国湖北省の武漢市で発生した新型コロナウイルスは、中国に生息するアマガサヘビやタイワンコブラが感染源だった可能性を指摘する論文が学会誌に発表されました。アマガサヘビは猛毒をもつコブラの仲間で、中国中部と南部および東南アジアに生息します。新型コロナウイルスは当初はヒトからヒトへ感染するのか不明ということでしたが、先日、ヒトからヒトへ感染することが確認されました。新型コロナウイルスは...